TALK MEMBERホテル・レジャー事業

檜沢 友里 ホテル・レジャー事業本部
開発部 技術担当 2015年入社

堀江 真広 ホテル・レジャー事業本部
開発部 開発担当 2017年入社

海外にホテルをつくる上で日本の常識は通用しない

檜沢
私たちは、同じホテル・レジャー事業本部の開発部だけど、少し担当が違うよね。
堀江
そうですね。私が所属する開発担当は、これから新しいホテルをつくるための土地を探してきたり、その周辺エリアについて調べたり、そこならどれくらいの集客や収益が見込めるかといった長期的な見通しを調査しています。檜沢さんたちの技術担当や同じ開発部のさまざまなチームとともにつくり上げていく計画の入り口の段階ですね。
檜沢
そうだね。堀江くんたち開発担当が GO サインを出した土地で実際に建物をつくっていくのが、私たち技術系社員の仕事。私は主に新規ホテルを形づくる担当をしているけど、既存のホテルを改修して、魅力を向上させてく仕事もあるんだよね。それぞれ専門分野や担当業務はさまざまだけど、ひとつのゴールに向かっているから団結しているよね。
堀江
2020年5月にタイ・バンコクにオープンした「ソラリア西鉄ホテルバンコク」は2人とも関わった新規プロジェクトでしたね。大変なことも多かったですが、開業した時の喜びはひとしおでした。
檜沢
西鉄は福岡に本社を構えているけど、ホテル部門に関しては、国内だけでなく、海外に進出するプロジェクトも多いよね。その中での大変さがあると思うけど、堀江くんはどう?
堀江
そうですね。開発担当は、現地のことをよく調べることから仕事が始まりますが、海外の場合、私自身もその土地のことを知らないところからスタートするので国内物件以上に勉強が必要です。そのまちの空気や文化、それから重要な部分としては法律ですね。日本とは法規制や会計のルールなどすべてが違うんです。その都度、現地法人の方々と連携し、情報を仕入れながら進めますが、最初の段階は特に気を付けて進めていく必要がありますね。
檜沢
国や文化が違うと、普段当たり前だと思っていることが難しかったりするよね。私たち技術担当も、いつもなら手に入る資材が海外だと見つからないという経験をしました。じゃあどういうやり方なら実現できるか、確認して調整したり、どうしてもこだわりたい部分は日本から輸出して工事を進める手はずを踏んだりと、国内とは違う大変さがありました。

わざわざ選ばれるホテルを建て、西鉄の魅力を国内外へ

檜沢
堀江くんのチームは海外とのメールのやりとりが多くて英語も必要だと思うけど、西鉄に入る前からグローバルに働きたいっていう気持ちがあったのかな。
堀江
いいえ、英語は勉強中です。いつか海外の仕事に携わってみたいと考えていましたが、若いうちから関わらせていただけるとは思っていませんでした。西鉄に入社した当時の 1 番大きな理由は福岡のための仕事ができることだったんです。ローカルでもグローバルでも仕事ができるのは、西鉄ならではかもしれませんね。檜沢さんは、どうして西鉄に入られたんですか?
檜沢
私は大学で建築を学んで、やっぱりその延⾧線上で働きたいとは思っていたんだけど、設計や施工だけを極めていくというよりは施主の立場でつくりたいイメージから関わっていきたいなという気持ちがあって。それで西鉄の技術系総合職の道を選んだの。あとは西鉄って公共交通から商業施設、オフィスビルからホテル、マンションととにかく幅が広いので成⾧できそうだなと感じたんだよね。
堀江
なるほど。確かにつくるものの種類も豊富だし、つくって終わりではなく、運営まで会社が関わっていくから、⾧く自分の仕事に触れていけるのも西鉄の仕事の醍醐味ですね。
檜沢
そうだね、同じ事業本部の仲間が運営をしてくれているので、開業がゴールではなく、その後もいろんな意見が届くよね。運営の現場やお客さまからの生の声をヒントに、またリニューアルや次の新規プロジェクトを立ち上げていく際の参考にさせてもらうことも多々あるね。
堀江
建築のデザイン性や資材・機能だけに目を向けるのではなく、その前段階の土地のことや、お客さまの利便性、運営していく人たちのメンテナンス性など、⾧い期間を想像しながらつくっていかなくてはいけませんね。檜沢さんはいつも情報収集力がすごいなって尊敬しているんです。他社のホテルの新しい取り組みの話を聞かせてくれたり、こういう制限があるならこういうやり方をすればクリアできると視点を変えたアイデアを出してくださるので勉強になっています。
檜沢
そう言ってもらえるとうれしいな。実は、学生時代に旅行する時には値段重視でホテルを選んでいたの。でも、今の仕事に就いてからは安さで選ばれるだけのホテルではなく、わざわざここに泊まりたいと思えるようなホテルをつくらないといけないから自分自身の経験も引き出しも努力して増やしていかなきゃなと思っているの。
堀江
その通りですよね。私も学生時代はそうでした。でも少しずつ、どんな機能やサービスがあったらわざわざそこを選びたくなるか、お客さまに求められるものは何だろうと、視点を変えて見るようになってきました。
檜沢
西鉄は若手でも意見を求められるし、実際出した意見が採用されることもある社風だから、1年目でもしっかり勉強して臨めば仕事がおもしろいって実感できるよね。何もないところから始まってホテルができあがるのは、それだけでも明確なやりがい。プレッシャーもあるけれど、楽しみながらどんどん経験を積み重ねていきたい。
堀江
そうですね。やりがいは本当に感じます。「西鉄ホテルクルーム名古屋」では、名古屋名物の味噌カツやひつまぶしを朝食でお客さまに提供したり、「ソラリア西鉄ホテル京都プレミア」では内外装ともに京都の和の風情を感じられるデザインとしたり、地域性を意識して取り入れて、そのまちに観光やビジネスで訪れたお客さまに最初の「ようこそ」の気持ちを伝えつつ、福岡以外の土地で西鉄の魅力を伝えていくのも私たちの役目ですよね。

安心や快適さやときめきを目に見える形にしたい

檜沢
これまで先輩方がつくってきてくれた西鉄のホテルブランドは素晴らしくて、それを国内外のいろんなまちに展開していくのが私たちの役目。西鉄の魅力、そのまちならではの要素、いろんなものをバランスよく取り入れながら、良いコンセプトのホテルを形にしていきたい。そしてホテルの名前を聞けば、みなさんの頭にイメージが浮かぶようなしっかりとした色をつくっていきたいよね。堀江くんは今後成し遂げたいことや目標はあるかな。
堀江
西鉄は本当に幅広くまちづくりに関われるので、私もいろんなプロジェクトを通じて成⾧していきたいです。福岡以外のまちでも「西鉄っていいね」とお褒めいただけるきっかけになればと思います。“あんしん”、“かいてき”、“ときめき”など、西鉄ならではの魅力を形にしてお客さまに喜んでいただきたいですね。やりたいことがたくさんあり過ぎて時間が足りませんが、がんばります(笑)。

記事内容および所属は取材当時のものです。

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