PERSON 10
鉄道という専門分野を
深めながら
幅広いことに
チャレンジできる喜び。
鉄道事業本部 施設部 電力課 井上 一平Ippei Inoue 2014年入社 大学院 工学府 先端機能システム工学専攻卒
CAREER PATHーこれまでの経歴ー
- 1年目~
- 鉄道事業本部 施設部 貝塚施設係西鉄貝塚線の電線や電柱、変電所の検査・管理・補修など、電力設備の基本を学び、安全・安心を守る業務を担当。
- 2年目~
- 【出向】西鉄電設工業株式会社西鉄天神大牟田線の電力設備の検査・補修を担当。電車線(電車の動力源である電気を送る電線)の張り替え工事などにも従事。
- 4年目~
- 【出向】西鉄シー・イー・コンサルタント株式会社鉄道の設計に特化したグループ企業に出向。電柱建て替えなどの工事方法の提案や計画、およびその設計、工事費算出などを担当。
- 6年目~
- 鉄道事業本部 施設部 電力課これまでの技術者としての現場経験を経て、現在は電気部門全体の予算管理・規程類の改定などを担当。
鉄道の安全・安心を
未来まで見据えて守っていく
専門分野を深めつつ、新たな知識や経験を積み重ねていけるのが西鉄で技術者として働く醍醐味。自分たちの手で電車を動かし、毎日福岡で暮らす方々の安全・安心を守ることにやりがいを感じます。目の前の安全はもちろん、未来に向けて安心をつくっていく仕事を誇らしく思います。
入社動機・仕事内容
家族を思い、選んだのは地元に貢献できる仕事
学生時代、大手メーカーへの就職も視野に入れていましたが、祖父母の他界などを経験し、福岡の家族のそばで働くことを選びました。メーカー志望からインフラ系に転換した理由は、人々の生活を支え、かつ社会や環境に貢献できる仕事に就きたいと考えたからです。
専門は鉄道電気に関する業務で、現在は電気部門全体の予算管理、規程類の改定といった統括的な仕事がメインです。また、最近はESG(環境・社会・ガバナンス)、CO2削減といった環境負荷低減に関する取り組みも大切な仕事です。
以前は自分たちの手で電車を動かしていると強く実感できるいわゆる現場の業務を多く経験してきましたが、現在の仕事は、その現場を支えるような仕事です。技術部門を下支えする部署なので、やはり私たちがいないと電車は動きません。現場で検査やメンテナンスの重要性に触れる経験を積んできたからこそ、現在の業務にも常に安全・安心を意識して臨むことができています。
仕事のやりがい
さまざまな経験を通して得た、人とのつながりと幅広い視野
私にとって日々の仕事は、電車がいつも通り動いていることがすべてです。朝も昼も夜も、休日も、電車をご利用いただくお客さまの姿を目にすることで、やりがいにつながります。
私はこれまで、鉄道の電力設備の検査・補修、工事を行う西鉄電設工業(現・西鉄エンジニアリング株式会社)や、その設計に携わる西鉄シー・イー・コンサルタントへの出向も経験しました。短い期間ではありましたが、知識の幅は確実に広がり、多くの人脈を広げることができたのは、私にとって大きな財産になったと思っています。
今は技術系の仕事からは1歩離れた統括的な仕事をしていますが、さまざまな現場を経験したことで、各所に頼りになる人たちがたくさんいます。立場が変わると、同じ仕事でも見え方は変わります。そういった意味で視野が広がったのは、私にとって大きな成長です。
今後の目標
専門性にプラスして、マルチに成長できるのは西鉄の魅力
私1人で進めていくわけではありませんが、日々の業務をより効率的に行っていけるような仕組みをつくっていけたらと思っています。例えば、夜間作業を極力減らしたり、検査のやり方を見直したり、実際に作業に従事していただく方々の負担を少しでも減らせるような体制を整えていきたい。もちろん効率化という側面で会社としてメリットにもなりますし、改善できる点はどんどん変えて進化させていくのが目下の目標です。
最後に技術者として西鉄に入社して感じるのは、企画・立案から維持管理まで多面的に携われる点が大きな魅力だということ。専門性を持ちつつ、幅広くいろいろなことに関わることで、自分自身の成長を日々実感できます。今後も、必要とされる部署があれば異動するのは光栄なこと。新しい場所に行くのが楽しみなんです。そこで成長しながら、新たな仕事の楽しさを発見していけたらと思っています。