TALK MEMBER技術部門 鉄道電気

井上 一平 鉄道事業本部 施設部
電力課 2014年入社

重松 宏俊 鉄道事業本部 施設部
信号通信課 2007年入社

入社して数年はまず現場。電車の基礎を1から学ぶ

重松
鉄道電気の技術員はそんなに人数も多くないから顔を合わせることはよくあるけれど、こうして改めて話す機会はあまりないから新鮮だね。井上くんが西鉄に就職したきっかけもちゃんと聞いたことはなかったな。
井上
私は出身が福岡の糸島で、日常的に電車やバスを使っていたわけではないんです。どちらかといえば遠出や旅行をする非日常のときに乗るという印象でした。でも、社会インフラ関係の仕事に就いて、人の生活の基盤を支えたいと思っていたんです。西鉄だったら地元福岡に貢献もできるし、ぜひ入りたいなと。
重松
そうだったんだね。僕は中学まで関東で暮らして、高校以降は鹿児島で、福岡に住んだことがなかったんだよ。それで暮らしてみたいなというのがまずあって、あとは鉄道が好きだったのと、就活のときに「西鉄は若手にもいろいろやらせてくれるチャンスが多い会社だ」という声を聞いて興味を持ったんだ。入社してからはどんなことをしていたの?
井上
入社してから数年はまず現場で検査業務に携わっていました。学生時代にも電気について勉強はしてきましたが、電車を動かす仕組みとか、基本的なところから学ぶことができました。
重松
僕も入社から6年は現場で保守や検査を担当していたよ。これは西鉄の伝統といってもいいかもしれないね。最終的に、現場での経験や何が起こっているのかを知ることはとても大事。夏は暑くて、冬は寒いし、大変なことも多いけれど、そこで働くたくさんの人々に支えられて西鉄の電車が動いているんだということを、身をもって実感するよね。そしてそれが必ずのちのちの糧になる。

人命に関わるからこそ妥協せず、意見を貫く強さも必要

重松
鉄道電気の技術員は大きく電力部門と信号通信部門に担当が分かれているよね。電力部門は電車を走らせるために車両や駅に電力を供給することが任務で、信号通信部門は信号設備などを通して電車の安全運行を支えることが任務だよね。井上くんは電力の担当だよね。
井上
そうですね。電力部門では、電力会社から送られてくる高圧の電気を、送電し、電車や駅で使える形に変換しています。相当長い距離に送電が必要なので、複数の変電所の遠隔制御などもしながら、365日電車を安全に運行できるようしっかり見守っています。
重松
電力がないと電車は走れないからいわば電車の命ともいえるよね。そして私たち信号通信部門は、踏切を動かしたり、鉄道が安全に走れるように信号で運行管理をする。故障すると電車が停まったり、人命に関わる事故につながったりするから、お互い神経を使う仕事だね。
井上
特に自然災害が起きたときは一瞬も気が抜けませんね。雪が降れば、分岐のポイントがちゃんと動いているか、電気は届いているか、ひざまで積もった雪をかき分けて分電盤を開けて復旧作業をすることもあります。大雨のときは水没した現場を見て、変電所や線路に異常がないか確認します。大きな台風が来る際も事前にでき得る限りの情報を収集し、対策を講じつつ、リアルタイムの状況を運転部門や線路部門とも共有しながら最善の策を見つけていきます。
重松
そうだね。そういうときの一致団結ぶりは圧巻だよね。もちろん、被害が最小限に抑えられるように日頃からの検査内容を見直したり、取り入れられる部分からICT、IoTなどの最新技術も採用したり、安全のために行えるアップデートをしていくのも我々の仕事だ。過去から受け継がれてきた変わらない伝統と、時代に合わせて新しく変えていく部分を織り交ぜながら業務を進めているね。
井上
はい、検査内容を見直したり、新たな測定器を導入するなど、日々の業務を効率化することで、安全性を高めていくことには多くの力を注いでいます。
重松
そうだね。他社の導入事例やニュースも見ながら、良いものはどんどん取り入れていったり、情報共有をしていったりするのも私たち鉄道電気の技術員の特徴かもしれないね。井上くんは本社に来て2年目だけど、効率化や安全のためには物おじせず自分の意見をきちんと貫いていく芯の強さがあるよね。それは素晴らしいことだと思うよ。
井上
重松さんのようないつも笑顔で柔らかく意見を取りまとめていける姿にも憧れているのですが、理想に近づけるために正しいと思ったら、つい積極的に意見を伝えていきたいと思って強めになってしまうこともあります。
重松
私たちは今鉄道電気全体を俯瞰して見られる立場にあるよね。でも、実際に何かを変えたり、実行してくれたりするのは現場の最前線で支えてくれている方々だ。だからこそ私たちは入社後数年かけて現場で経験を積み、信頼関係を築いていく必要があるのだと思う。それができていれば、理想を掲げて何かを変えていこうと意見を発したときに「こいつが言うならやってみよう」と皆が気持ちよく動いてくれるよね。
井上
本当におっしゃる通りだと思います。現場にいて指示を受ける側だった頃に「なんでそんな指示を出してくるんだろう?」と思うこともありましたが、その人への信頼があれば「まずやってみよう」とすぐ行動に移すことができました。

伝統と新しさのバランスが大事。鉄道の未来に新たな1歩を

重松
私たちの仕事はまずは安全、そこに尽きるね。それを実現するために普段から気をつけていることはあるかな。
井上
やはり先ほど重松さんがおっしゃったように「こうあるべき」という理想を実現するために、芯を持ち、正しいと思った部分については曲げないということでしょうか。歴史がある鉄道事業において積み重ねられてきた安全技術の価値は大きいと思います。しかし、新しい技術や機器を取り入れ、時代に合った形に変化させていくことでより安全にしていける部分があれば実現していきたいです。例えば、各作業を効率化することは楽をすることではなく、今なかなか手を伸ばせない新たなところにまで力を注ぐためだとも言い換えられます。
重松
そうだね。安全に関わるところはいい加減にすべきではないね。しっかり時間をかけて、慎重かつ大胆な判断をしていかなくてはいけない。意見がぶつかることがあるとしても、常に目的は同じ「安全」だからね。ただでさえプレッシャーのかかる仕事で、まじめであることが要求されるから、ゆるくて大丈夫な部分ではリラックスするメリハリも大事にしよう。そして、せっかく今本社で鉄道事業全体に関わることをしているから、「自分がいたからこれができた」と胸を張れるような仕事もしていきたいね。
井上
はい!私も新たな機器の設計や導入、検査方法の見直しなど、鉄道事業のあらゆるプロセスをより良くしていくきっかけになれたらうれしいですね。

記事内容および所属は取材当時のものです。

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