TALK MEMBER新規事業推進部 部長
林田 安弘(1994年入社)

技術を軸に、さまざまな視点とスキルを獲得

理系の大学に進んだのは、車が好きだったり、技術系の仕事に興味があったからでしたが、実際研究していたのは水の自然体流や炎などの流体力学についてでした。就職先として西鉄を選んだ理由は、西鉄が本社を構える天神はきらきら輝いて見えていて、西鉄なら福岡で働けるなと憧れていたからです(笑)。
まずは自動車事業本部に配属になり、最初はバスのメンテナンスを担当しました。整備士の資格や、大型バスを運転できる免許を取り、3年目は乗用車やトラックの車検や販売に関する接客を経験しました。そこからも数年は大好きな車にどっぷり浸かることになりますが、特に印象に残っているのは、今は廃業してしまった西日本車体工業という子会社に出向していた時期です。ここでは年間1000台ほど新しいバスの車体をつくっていたんです。図面を読めなくてはいけないし、品質管理から検査、出庫後の市場調査に至るまでの一切を見ていました。配属当初、細かいルールなど厳しく定まっていませんでしたが、部品や図面などの管理方法から、工場内のレイアウトや人材教育まで、ルール化していって完成品だけでなく製造過程の品質管理の証である認証資格「ISO9001」の取得も行いました。ものをつくるには知識や経験だけじゃなく、組織全体の環境を整えていくことがいかに大事かを学び、技術者としての視点にマネジメントのスキルも加わりました。
※ISO9001…国際標準化機構が発行した組織のマネジメントに関する規格

新たな出会いと経験で大きく成⾧

西鉄は、幅広く事業を展開していて、1つの事業部内でもいろんな経験ができます。私自身もそこに魅力に感じていて「行ってみる?」と言われたら必ずすぐに手を挙げていました。行く先々で必ず新しい経験ができて、自分自身が技術者として大きく成⾧できます。それから、お手本となる人にも出会えるんですよ。私も西日本車体工業に在籍していた頃、上司が自動車メーカーから来ていた人で、自分の中にはなかった考え方やメーカーならではの仕組みについて教わることができました。その経験があるから、出会いは人を磨いてくれると考えていて、学び合えそうな社員同士を、マッチングするのは好きですね。(笑)。
私は自分が技術員として入っているので、主に技術系の部下を見てきましたが、手が届きそうなお手本や目標があると人はどんどん成⾧していったり、輝くんですよね。多くの人の中には「すごい人になりたい」という野望が眠っていると思います。それを花開かせるカギは、少し自分より経験値を持った先輩だったり、尊敬できる上司なんです。違う分野や未知の仕事に挑戦するときほど、そうした存在を見せてあげたいです。

新しい経験に恐れず挑戦することを大切に

西鉄では、希望する社員に海外研修のチャンスが与えられています。私も以前アメリカに1カ月行かせてもらいました。当初の目的は、環境に配慮したバスや、障がいを持った方にも優しいバスを見に行こうと思っていました。ところが当時、ちょうど西鉄の高速バスがバスジャックされる事件が起こった直後で、セキュリティに関しても学んでくることになり、バスの天井に数字を入れて識別しやすいように変えたのは、その研修がきっかけでした。
「勉強するよりは新しいことにチャレンジして来い」という上司からのアドバイスを受け、同じレストランには2度は入らないなど自分ルールを決めて、できるだけ経験値を積むことを意識しました。個人的にでも会社のサポートを受けてでも海外にいく機会があればできるだけ行って、視野を広げることはいいことです。不慣れな場所で自分の頭でひとつひとつ考えることはそれだけでもいい習慣になります。特に若い人にはどんどん挑戦してほしいですね。

想像もしなかった景色に出会える

いろんな経験をしながら、気づけば自分にできることや引き出しも増えていきました。西鉄の100周年を機に、路線バスのデザインをリニューアルしましたが、このときは技術者として担当させてもらいました。入り口でもある中扉から出口まで途切れることなく握り棒をつけたり、色覚障がいを持つ方でも認識しやすいように床と段差があるところの色の差をつけるなど、ユニバーサルデザインを意識しました。自分の仕事が形になり、多くの人に利用してもらえて喜んでいただけるのは技術者冥利に尽きます。
その後も経営企画部で本社勤務の総合職社員の生産性向上に力を注いだり、西鉄のブランド向上に取り組んだり、人事で10年後20年後を見据えた企業文化の醸成を実践してきました。今は、将来西鉄の柱となるような新規事業を考える傍ら、農業関連の子会社の社⾧を務めています。技術とサービスの間で成⾧してきたおかげで想像もしなかった景色を見ることができて今でも毎日わくわくしていますよ。こんなキャリアが築けたのも西鉄ならではじゃないかなと思います。
今も昔も変わらないのは、知らないことに興味を持って勉強することですね。もともとは機械工学が専門ですが、今は農業ロボットや再生エネルギーについても話せるし、自分で手を動かすことはなくてもプログラム言語についても勉強しています。専門外だからとスルーせず、最大限振り切って勉強しないと先にはいけないんですよね。本を読み、現地で経験できるならして、専門家に聞きに行ってもいい。とにかく目で見て、耳で聞き、足で学びとることを大事にしています。それさえできれば、自分でも想像できないぐらい人は飛躍し、成⾧できます。そして、そういう環境を西鉄は与えてくれますよ。

記事内容および所属は取材当時のものです。

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