TALK MEMBER技術部門 鉄道車両

山田 健祐 鉄道事業本部 運転車両部 車両課
2015年入社

筒井 逸仁 鉄道事業本部 運転車両部 車両整備課
2019年入社

保守や点検から車両に触れ、電車の基本を学んでいく

山田
筒井くんはいつも車両基地にいて、電話やメールでやり取りしているからこうして本社で会うのは久しぶりだね。
筒井
はい、ご無沙汰しています。私の普段の仕事は、鉄道車両の定期点検をはじめとした保守・メンテナンスです。トラブルがあった場合には異常箇所を特定し、迅速な解決を目指します。また、以降同じことが起こらないように原因を究明して、情報をまとめて、山田さんたち車両課に報告するのも私たち車両整備課の役目ですね。山田さんも以前は私と同じ仕事をされていたんですよね。
山田
そうそう、入社して4年目までは今筒井くんがやってくれている担当をしていたよ。現在は、車両課に異動して、古い車両を徐々に新型車両に更新していったり、新型車両のマイナーチェンジを進めたり、改造工事などの設計や管理に携わっているよ。最近では、多くの車両に防犯カメラを付けているね。車内のどの位置に設置して、どう配線を通すか、そして工事をする間は電車を走らせることができないから、できるだけ電車の営業に差し障りがないよう配慮しながら計画を立てているよ。
筒井
工事の際には山田さんたち車両課が組んでくださった計画に沿って、車両基地内で車両整備課が実際に車両の手配をするので、かなり密な情報共有をさせていただいていますよね。
山田
筒井くんも私も鉄道車両の技術員だけど、車両整備課には鉄道車両の中でもさまざまな分野のプロフェッショナルがいるからいろいろと勉強になるんじゃないかな。
筒井
はい。車両基地には、私が属している電装チームの他に空装、車体、台車、弱電、回転機などのチームがあります。例えば、電装では主に電気関係の制御機器、空装では、さまざまな空圧調整機器、弱電では ATS や無線装置などを取り扱っています。事故や故障が発生したときは、まずみんなで状況を把握して、車体の損傷や電気系統の不調、ブレーキ関連の不具合などについて、場所を特定した後、調査・対応を行います。常に同じ対象を一緒に見ていきながら、お互いの得意な分野の知識を交換することになるので、自然と電車全般の知識が身についていきます。
山田
そうだよね。電装関係は基本的に筒井くんが一人で担当しているけど、他の仲間と知識や経験を持ち寄って、みんなで解決していこうというムードがあるよね。父親より年上のベテランさんから、高校や高専から入社した年下の先輩もたくさんいるけど、みんな本当に知識が豊富でいろんなアドバイスをくれるよね。

一刻を争うトラブルを経験し、考えながら動けるように

筒井
車両基地の仲間は本当に頼りになります。それから以前同じポジションを経験されていた山田さんにもめちゃくちゃ相談させてもらっていますよね(笑)。自分とは比較にならないぐらい知識や経験をお持ちで、行き詰まったときに相談すると、すぐに適切な考えを出してくださり、私では思いつかないような発想もいただけます。
山田
役立っているならよかった。私から見ていると筒井くんはトラブルが起きてもいつも冷静で、昔の僕とは比べ物にならないぐらい落ち着いているよ(笑)。相談してくるときも事前にひと通り自分で調べて可能性や対策についても意見を伝えてくれるし、頼もしい存在だよ。
筒井
ありがとうございます。努めて冷静であろうとはしているんですが、実は内心は焦っている時もあって、ついつい頭で考えすぎて行動が後になってしまうこともあります。緊急時は特に、一刻も早く解決しなくちゃいけないから、まず手を動かすべきなんでしょうけれど…。山田さんはすぐ行動に移すっておっしゃっていましたよね。
山田
いや、僕も昔はまず考えてから入っていたんだけど、上司が先まで予測しながら、すぐに手を動かすタイプだったんだよ。それで少しずつそのやり方に慣れていったんだと思う。
筒井
そうだったんですね。私もいろんなやり方ができるようになりたいです。
山田
否が応でもいろんな場面で対応を迫られるうちに筒井くんもそうなるはずだよ。焦らなくても大丈夫。

「鉄道は、走るのが当たり前」。そう言われるのは私たちの誇り

山田
電車って、みんなの生活を支えるインフラで「動いているのが当たり前」と思われがちだけど、この仕事に就くと、「すべての電車が定刻通りに走れていることって奇跡なんだな」と感じることはない?僕は点検やトラブル対応をしていた頃も、今でもそう思うよ。少しでも問題があれば電車は動かないし、ともすれば命に関わる事故だって起きかねない。動いて当たり前と思っていただけるのは僕たちの仕事がきちんとできている証拠だから光栄なこと。だけど、この当たり前を支えていくのは簡単じゃないことも知っているからいつも背筋が伸びる思いでいるよ。
筒井
本当におっしゃる通りです。定期検査や日頃からのメンテナンスをきちんとしていても絶対に何のトラブルも起きないという保証はありません。ちょっとした不調でもあれば、各担当が集まって安全に関わるところを第一にチェックして、時には図面までひっくり返して。原因が究明できたら、今度はそれを人に説明できるように理解して周囲の人へとつなぎ、不調から復旧させる必要があります。
山田
そうだよね。電車の運行を妨げないように、不調になった時にできる限り早く復旧させたり、同じようなトラブルを防ぐことも大事だよね。そのために例えば、修理対応の時間短縮のために、できるだけ多くの車両で同じ部品を使えるように部品の共通化を進めておくとか、より信頼性を高めていくために、最新機器の導入や作業手順の見直しなど車両課や車両整備課でアップデートできるところはないかを検討しておくことも必要だね。
筒井
そうですね。私は丁寧さと慎重さを意識して取り組んできましたけど、鉄道車両においては山田さんがおっしゃったような新しくそして、飛躍したアイデアも必要とされますよね。まだ車両基地内で電車を運転するときは、短い距離でも制限速度よりずいぶん遅いスピードで操作したりしていて…(笑)。もっともっと、たくさんのことを経験していきたいです。
山田
そうなんだね(笑)。でも鉄道車両は、兎にも角にも安全が第一だから、今は周囲の人に感謝をしながら誠実にやっていくのがいいと思うよ。何ごとも基本を押さえているからこそ、応用や変革ができるんだから。車両基地では冬はみんなで餅つきをしたり、豚汁を作ったり、業務の他にもイベントがあって、家族みたいに仲が良いからこそ、いろんなことを教えてくれるよね。
筒井
そうなんですよ。すごく温かく接してくださるので、公私ともに本当に支えてもらっています。仲間への感謝の気持ちを忘れることなく、自分自身を磨いて、成⾧していきたいです。
山田
筒井くんなら大丈夫だよ!

記事内容および所属は取材当時のものです。

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